1話目はこちら↓





前回のつづきです。


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私が産んだ産院は、分娩室は夫以外は立ち入り禁止&撮影も禁止でした。(第二子を産んだところは立ち入りも撮影もOKだったので、産院によって方針が違うようです)
なので姉2人を残して一人で分娩。産後の処置の間もずっと部屋で待たせてしまったので申し訳なかったです。

気になるお股の方は裂けてしまったのですが、いい位置で傷もそんなに深くなかったみたいです。
先生(この日は院長先生ではなく別の若い先生でした)が麻酔して縫ってくれたのですが、もともと私はケロイド体質で傷がすぐにケロイドになってしまうため、先生にその旨を伝えてキレイに縫ってくださいとお願いしておきました。助産師さんいわく「凄く細かくキレイに縫ってありますよ~」とのこと。おかげでケロイドにならずに済みました。麻酔のおかげで痛くもなかったです。麻酔切れてからは痛かったけど…。

そして縫ってもらってるあいだ、私は強く思っていました。
Iラインを脱毛しておいて良かったと…。

漫画にも描きましたが、Iラインは助産師さんがササっと剃ってくれるので、あっても全然問題ないんですよ。ただ、私は尋常じゃないお股の毛深さがずっとコンプレックスで、あと生理の時に毎回お毛毛がドロドロになるのが嫌で仕方なかったので独身の時にIラインを永久脱毛したのでした。(これは本当にやって良かった…快適です)
その後に血種になり結局2回お股を切開&縫合したので、もし脱毛してなかったら傷口と生え始めの毛のチクチクで大変だったかもしれないと思うとなおさらやっておいて良かったと思いました。

ちなみに、この時に私はなにかとんでもない下ネタ発言をして、助産師さんと先生を凍り付かせたのですが、今となっては全く思い出せません。(お股が避けたから今後の性行為がどうの~みたいな内容だったかも?)産後に消えた記憶の中では、一番消えて良かった記憶です。あーよかった。


そんなこんなで完全に「終わった」感をかもし出していた私でしたが、実は…そう、ぜんぜん終わっていなかったんです!
冷静に考えたら当たり前なんですけど…。
でもこの時はあまりにもキツかったので、完全に自分の中で「出産」がゴールになってしまっていました。


部屋に戻ってからは早々に赤ちゃんが連れてこられ、バインダーを渡されて細かく記入方法を教えられ、今後のあれこれについて説明されました。
これがまた、ビックリするくらいの情報量!
疲れ切った私の頭には半分も入ってこず、事前に予習しておかなかった自分を恨みました。
特にバインダーについては、こんなに細かく書かないといけないの!?と思ったのですが、実際書かないと、前の授乳が何時だったかすら覚えてられないんですよね。助産師さんたちとの情報共有のためにも、とても大事なものなのでした。

そして「はいっ」と置き去りにされた赤ちゃん。
え?いきなり二人きり?

今までの人生で産まれたばかりの赤ん坊なんて見た事もなかったし、ぶっつけ本番で「さあどうぞ」と言われてもどうしたらいいの…とアワアワ。
ひとまず授乳指導を受け、オムツを替えたりしてみたけど、ムーコは初日から号泣しまくりで全然寝てくれない。抱っこしてみたけどこの抱き方でいいのか不安だし、全然泣き止まないし!!

しかも、赤ちゃんを産んだら勝手に母乳が出るもんだと思ってた私は、2日経っても3日経っても出てこない母乳に焦る焦る。
ミルクの準備なんてしなかったので、姉2に頼んで大急ぎで買いそろえて貰いました。
ちなみに姉2は完全母乳だったので、何を買えば良いか分からず大変だったそうです。まあ私はもっと分からなかったのですが…

そんな感じで、分からない事だらけで始まった育児に右往左往するハメになり、ムーコ翻弄されまくる人生が始まったのでした。



私の第一子出産レポは以上です!
ここまで読んでくださりありがとうございました。

産後うつになった話は、またいずれ書きたいと思います。


時系列的にこの続きで、産後に血腫になった話を描いてますのでよろしければそちらもどうぞ!