出産で血腫になった話1


続きです。

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普段しょっちゅう体壊す癖に、大病をしたことは無いので、手術なんて未経験の私。
もしするとなったら色々怖いし、飛行機チケットの事もあるし、なによりも生まれたばかりの娘をどうするか?という不安が大きくありました。

里帰り出産なので家には家族がいるけど、皆それぞれ忙しいし、赤ちゃん残して私一人で入院なんてとても無理。
どうせ自然に治るなら、このまま我慢しとけばいいのかも…。

そう思ってました。

しかし、この一ヶ月検診でグリグリされた日を境に、アソコの痛みは急激に増していきました。
(グリグリされた事によって血腫の何かが変わった?)

とにかく痛い。四六時中痛い。ジンジンズキズキ。
立ってても、座ってても、寝てても、何してても痛い。
しかし赤ちゃんの世話はしなくてはいけない。
授乳、ミルク、抱っこ、オムツ替え、着替え、沐浴…常に動き回る私。
全ての行動に「痛すぎる」が追加される。

無理。

手術するわ。

極限状態になると四の五の言ってられませんね。もう一刻も早く楽になりたい
飛行機のチケットもどうでもいい。この痛みから解放されたい
それしか頭にありませんでした。

幸いにも、チケットは無料で日にち変更ができました。
心配だった赤ちゃんも、一緒に入院できるとの事なので一安心。

そして手術。

麻酔を打つための注射というよく分からんものをしたり、色々管で繋がれたりして怖かったけど、命の心配は無い手術だったので、不安はありませんでした。

滞りなく終わり、自動足もみ器のようなものをセットされ(下半身麻酔しているので、足に血栓ができないようにするための処置らしい)、それが意外と気持ちよかった。

あと、いつの間にかカテーテルを入れられていて、初めてだからちょっと怖かったけど、カテーテルが繋がってる間(12時間以上)は尿意を全く感じる事がなかったのでスゲー!と思いました。

たまに来た看護師さんがさりげなく袋に溜まったオシッコを交換してくれましたが、
「いつの間にそんなにオシッコ出た!?」
というくらい大量のオシッコに自分でもびっくり…。


そして漫画では上手く描けませんでしたが、新生児用のコットってこんな小さかった!?と思うほど、娘の大きさがギリギリで。
多分あと一週間くらい経ってたら入らなかったかも。

生後一か月以上なので新生児と一緒にはできない(菌とかの関係で)という事で、預かって貰っている時は新生児室ではなくナースセンターに居たようです。

「いつも新生児ばっかり見てるから、凄い大きく感じる~w」
と看護師さんたちが笑っていました。


添い乳も初めて教えてもらい、寝ながら授乳できるなんて、なんて楽なんだ!と感動。

この時の娘の寝顔、忘れられません。

産後は辛い事だらけでなかなか可愛いと思えなかった我が子が、究極に可愛いと思った瞬間でした。
アソコの痛みから解放されて、心身ともに余裕ができたからそう思ったのかな?

まあ…それは一瞬のことだったんですけど…。
(つづく)

出産で血腫になった話3
出産で血腫になった話4(完)









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